邦楽四重奏団

2011年春、東京藝術大学邦楽科卒業の四人(箏・三絃・十七絃:平田紀子、寺井結子、中島裕康/尺八:黒田鈴尊)により結成されたカルテット。

「日本の伝統楽器で“今”と“これから”の音楽を創る」というコンセプトのもと、「作曲家への新作委嘱=“今”と“これから”の邦楽を探求するための作曲家との共同活動」、「1960年代以降に作曲された現代邦楽名作群の再演」、そしてそれらの根幹となる「伝統的な三曲合奏(三絃・箏・尺八による古典合奏)」の三つの視座から活動を展開している。

これまでに委嘱した作曲家は、根本卓也、高橋宏治、松本直祐樹、山本和智、山根明季子、旭井翔一、清水卓也、福井とも子、アラン・モエーヌの各氏。

2015年、NHK-FM放送「邦楽のひととき」にて野田暉行/松の曲(1976)を演奏。

2016年11月には1stCD「邦楽四重奏団 野田暉行邦楽作品集」(コジマ録音ALM RECORDS)を発売し、『レコード芸術』(音楽之友社/2016年12月号)にて特選盤、『音楽現代』(芸術現代社/2017年1月号)にて推薦盤に選ばれる。

定期公演開催のほか、各方面へのゲスト出演、録音への参加等、レパートリーを増やし続けている。

平田紀子 Noriko HIRATA

 

大阪府出身。

幼少より永田文子、深海さとみに師事。

東京藝術大学卒業。在学中に宮城賞、卒業時にアカンサス音楽賞・同声会賞受賞。

宮城道雄記念コンクール、賢順記念くるめ全国箏曲祭コンクール、利根英法記念邦楽コンクール【古典】で第一位受賞。

NHK Eテレ「にっぽんの芸能」に独奏で出演。その後、同番組のテーマ音楽、NHKラジオ第一「新日曜名作座」劇中音楽、22.2ch放送などの録音に携わる。

アンサンブル室町「東方綺譚 “Noubvelles Orientales de Marguerite Yourcenar”」公演にてサントリー芸術財団より第13回佐治敬三賞を受賞。

山本和智作曲の箏協奏曲「散乱系」で京都フィルハーモニー室内合奏団と共演し、世界初演。

「日本作曲家協議会主催アジア音楽祭」「第10回世界合唱シンポジウム」などで各種箏の独奏を務め、様々な国の作曲家による箏作品を紹介するなど、作曲家からの信頼も篤い。

箏曲宮城社教師

日本三曲協会、深海邦楽会、森の会、日本音楽の教育と研究をつなぐ会、同声会各会員

東京藝術大学教育研究助手

寺井結子 Yuiko TERAI

福島市出身。

三歳より佐藤恭子氏に生田流箏曲の手ほどきを受け、遠藤祐子・遠藤千晶両氏に師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。在学中には宮城賞及び同声会賞を受賞。その後同大学院音楽研究科修士課程へ進学。

第23回国民文化祭・いばらき2008邦楽の祭典においてソリストを務める。内モンゴル自治区で開催された第11回アジア芸術祭に出演。NHK邦楽技能者育成会第55期修了、卒業演奏会でコンサートミストレスを務める。

第17回賢順記念くるめ全国箏曲祭コンクール第二位銀賞・福岡県知事賞受賞。NHK邦楽オーディション合格。

大学院修了後は地元福島県で定期公演を開催、2015年からは東京で寺井結子門下生演奏会を開催。

NHK-FM「邦楽のひととき」「邦楽百番」出演。

邦楽をもっと身近に感じてもらいたい、子どもたちにこそ邦楽を届けたいとの想いから、未就学児入場可能のコンサートも行う。

東京と福島を中心に後進の指導にあたっているほか、葛飾区内では箏体験講座の講師を務める等、邦楽の普及にも力を注ぐ。

生田流箏曲宮城社師範、松戸市役所箏曲部講師

(公社)日本三曲協会、森の会、妙祐会、福島県三曲連盟所属

中島裕康 Hiroyasu NAKAJIMA

 

茨城県出身。

後藤すみ子、樋口雅礼瑤、浜根由香の各氏に師事。

東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て同大学邦楽科卒業。大学卒業時には皇居桃華楽堂にて御前演奏をする。

第38回茨城県新人演奏会で新人賞を受賞。第25回新人演奏家コンクール邦楽部門にて最優秀賞を受賞。第20回賢順記念くるめ全国箏曲祭コンクール賢順賞受賞。第2回利根英法記念邦楽コンクール最優秀賞受賞。

2013年、2016年、NHK-Eテレ「にっぽんの芸能~今かがやく若手たち」

、NHK- FM放送「邦楽のひととき」に箏独奏で出演。

CD『中瀬絹枝 箏と歌う』『柴田南雄とその時代 第二期』『郡愛子が歌う四季の彩り 郡司敦の世界』録音。

伝統的な音楽に限らず、現代音楽や新作の委嘱初演を多数務めながら「箏の力」をテーマに探求する。2016年10月、東京文化会館に於いて「第1回中島裕康箏リサイタル−挑−」開催。

(公財)正派邦楽会師範(雅号:中島雅裕)

(公社)日本三曲協会、森の会、同声会茨城支部、アンサンブル室町所属

黒田鈴尊 Reison KURODA

東京都出身。

幼少よりピアノを学ぶ。武満徹作曲“ノヴェンバー・ステップス”を聴いたことが契機となり20歳で尺八に転向。人間国宝・二代青木鈴慕、三代青木鈴慕の両氏に師事。早稲田大学人間科学部、東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業、同大学院修士課程修了。

NHK邦楽オーディション合格。NHK-FM“邦楽のひととき”に独奏で出演。第2回利根英法記念邦楽コンクールにて最優秀賞受賞。NHK Eテレ「にっぽんの芸能~今かがやく若手たち」出演。国際尺八コンクール2018inロンドンにて優勝。

アンサンブル室町(第13回佐治敬三賞受賞)、邦楽四重奏団メンバーとして数多くの新作を初演し続けている。CAPCOM「大神 五重之音調」CD録音他、TV、ラジオなどに音源提供多数。

2014年韓国・百済文化祭にて朴範薫作曲の尺八協奏曲“流”のソリストを務める。同年公州にて再演。2015年山本和智作曲の尺八協奏曲“Roaming liquid for shakuhachi and orchestra”を東京と神戸で世界初演。2016年にはベルギー・Ars Musicaにコンチェルトのソリストとして招請され、武満徹作曲“ノヴェンバー・ステップス”や、Claude Ledouxの新作尺八コンチェルトなどを世界初演。

​2016年より東京で毎年、完全無伴奏の一人舞台「黒田鈴尊 独演会」を開催(主催 東京コンサーツ)。2018年東京オペラシティ文化財団の名物リサイタル”B→C”出演。

その他アンサンブル・ノマドや作曲家の会「環」等にも出演、自主企画として同世代作曲家への委嘱作品を集めたコンサートを開催するなど、尺八の今と無限の可能性を追求している。

鈴慕会、(公社)日本三曲協会、足立区三曲協会、文京区三曲連盟各会員

オフィシャルサイト http://www.reisonkuroda.com/

邦楽四重奏団

Hougaku Quartet

©︎ 2019 Hougaku Quartet

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